2016年4月29日金曜日

Audeze SINEヘッドホンの試聴レビュー

Audezeのコンパクトポータブルヘッドホン「SINE」を試聴してきましたので感想を書いておきます。

Audeze SINE

米国で$449(5万円くらい)で、オンイヤー型のコンパクトヘッドホンなのに、Audezeが誇る新開発の平面駆動型ドライバを搭載しているという魅力的な商品です。また、カリフォルニアにある本社工場での「Made in USA」というのも嬉しいです。

2016年4月に米国で発売されましたが、大人気のため生産が追いつかない状態が続いています。

Audezeといえば超弩級の平面駆動型ヘッドホン「LCD」シリーズで有名で、最近では50万円以上もする最新最上位モデル「LCD4」が発売されたばかりです。今回のSINEというヘッドホンはAudeze的にどのような位置づけを狙ったモデルなのか気になったので、数時間ほど試聴してみることにしました。

また、今回は使いませんでしたが、このSINEヘッドホンの発売と同時に「Cipher」というiPhone用Lightning端子DAC内蔵ケーブルという話題性の高い製品も登場しました。

今回は試聴機だったので、フレームに保護ビニールが貼ってあったりします。剥がすのも申し訳ないので、そのまま写真を撮りました。

2016年4月20日水曜日

Fiio X5 2nd Generationのレビューと、S/PDIF DoP DSD出力について

発売からずいぶん時間が経っており、いまさら感もあるのですが、Fiio X5 2nd Generation (X5-II) を購入しました。

ゴールド、ブラックが追加されたX5-II

シンプルな操作性ながらクールなデザインと音質に定評があり、5万円台のポータブルDAPの中ではそこそこ人気があるようです。私自身はこれまでFiio X3, X5, X3-IIと乗り継いでおり、最近になってX5-IIを買いました。

購入した事情はいくつか思い当たるのですが、まず2016年に入ってから新ファームウェア「1.27 beta」で新たに「同軸S/PDIF デジタルにてDSD出力(DoP)」が出来るようになりました。これまで、このS/PDIFでDoP出力ができるDAPというのがあまり無かったので、(Cayin N5とか、AK380とか?)この時期にFiioがファームウェアで追加対応してくれたのはとても嬉しいです。(AKとかにも同じくファームウェア対応を頑張って欲しいです)。

X5-IIもそろそろ古くなってきたせいか、テコ入れのためにニューカラーも登場しましたし、せっかくなので購入を期会に再考してみようと思いました。

2016年4月15日金曜日

Fiio X7 アンプモジュールAM1 AM2

FiioのポータブルDAP「X7」は、ヘッドホンアンプ部分がモジュールとして着脱交換可能というのがひとつのセールスポイントになっています。



X7に標準装備されている「AM1 IEMパワーモジュール」とは別に、「AM2 ミディアムパワーモジュール」というのが登場しました。また、[AM3 バランスモジュール」「AM5 ハイパワーモジュール」というのも近々出る予定です。X7本体価格が10万円くらいなのとくらべて、モジュールは1万円程度なので、意外と手頃です。

私自身はX7を持っていないのですが、先日AM1とAM2モジュールの違いをチェックしてみろと誘われたので、簡単な試聴と、出力を測ってみました。(AM3、AM5はまだ発売前なので未聴です)。

測定すると一目瞭然なのですが、AM1とAM2の特性はどちらが優れているというわけではありません。用途に応じて使い分けることが肝心なようです。

2016年4月14日木曜日

iFi Audio micro iDAC2のレビュー

iFi AudioのUSB DAC 「micro iDAC2」を購入しました。

英国のオーディオメーカー iFi Audioの製品はガジェットマニア的に興味を惹かれるものが多く、値段も手頃なため、ついつい誘惑に負けて、手を出してしまいます。

iFi Audio micro iDAC2

今回も、じつは上位機種の「micro iDSD」をすでに所有しているのにもかかわらず、その機能限定版とも言うべき「micro iDAC2」を買い足しました。

これはただの気まぐれではなく、最近ずっとメインシステム用のUSB DACを探し回っていて、結局これを選びました。ライン出力用途ではmicro iDSDとくらべてはっきりと実感できる音質向上があります。

2015年7月発売のモデルで、店頭価格が6万円くらいのUSB DACなので、あまり高級とも珍しい製品とも言えませんが、最近流行りのDXDやDSD256完全対応ですし、音質はとびきり良いです。micro iDSDと比べると影が薄い存在ですが、実は据え置き型USB DACのダークホースだったりするかもしれません。

2016年4月6日水曜日

AKG K872とか、K812のケーブルとか

AKGから新たに「K872」ヘッドホンが発表されました。

これまでのフラッグシップ機で開放型ヘッドホンの「K812」を、そのまま密閉型にしたデザインです。まだ未聴なので、レビューとかではないですが、最近K812をずっと毎日使っていたので、つい気になって色々と日記的にダラダラと書いてしまいました。

AKG K872

個人的に、自宅でのリスニング用メインヘッドホンとして日々愛用しているK812なので、そのバリエーションモデルの登場は興味を引きます。とは言っても、きっと値段は高いんでしょうね。これを書いている時点ではまだ正式な発売日や価格などはわかりませんが、見たところK812と同等の位置づけのようですね。

K812は素晴らしいヘッドホンなのですが、唯一問題だと思っているのがケーブルです。このK872も同じケーブル仕様みたいなので、そこがちょっと心配です。

2016年4月5日火曜日

Optoma NuForce HEM マルチBA型イヤホンの試聴レビュー

NuForceから新たに登場したマルチBA型IEM 「HEM」シリーズを試聴してきました。

2016年のCES展示会にてデビューした新シリーズで、これを書いている時点では限定的な地域で少数が出回っているようです。近々さらに手広くセールス展開されると思います。

Optoma NuForce HEMシリーズ

NuForceというと、2014年に発売された「Primo 8」という4BA型IEMが非常に高音質で人気がありましたが、会社的に色々とゴタゴタがあったようで、好評のうちに表舞台から姿を消していました。

それから2年後、新たな資本傘下で再生したNuForceが発表したNEWシリーズがこの「HEM」というわけです。

1~4基のBA型ドライバを搭載したIEMなので、一見もう使い古された構成のように思えますが、神出鬼没なオーディオメーカーNuForceというブランド力もあり、やはり気になる存在です。

2016年4月4日月曜日

ソニー h.ear in NC MDR-EX750NA ノイズキャンセリングイヤホン Bose QC20と比較とか

ソニーのアクティブノイズキャンセリング式イヤホン「MDR-EX750NA」を購入しました。

最近ソニーがプッシュしている「h.ear」シリーズに属するモデルで、「h.ear in NC」という愛称でも呼ばれています。

h.ear in NC MDR-EX750NA

同じデザインで、ノイズキャンセリング未搭載の「MDR-EX750AP」や、Bluetoothワイヤレスの「MDR-EX750BT」というモデルも登場しましたが、今回はノイズキャンセリングタイプのみを購入しました。ちなみに日本国内版は現在グレーのみなのですが、海外ではカラーバリエーションが豊富なので、並行輸入品のブルーを選びました。

この手のイヤホンに興味がある人であれば想像すると思いますが、ベストセラー王座に君臨するBOSE QuietComfort 20 (QC20)と機能が似ており、ライバルモデルと考えられます。

このEX750NAは、3~4万円台のBOSEと比べて格安な16,000~20,000円あたりで販売しているので、ノイズキャンセリング式イヤホンが欲しい人にはかなり魅力的なモデルだと思います。

私自身はすでにBOSE QC20とQC25を所有して、出張や長旅などで使い倒しているのですが、そろそろ飽きてきたところで、今回のソニーを買ってしまいました。とくにQC20との比較が気になります。