2016年6月23日木曜日

Simaudio MOON 430HAD 230HAD DAC ヘッドホンアンプの試聴レビュー

カナダのオーディオブランド「SIMAUDIO」のDAC・ヘッドホンアンプ「430HAD」と「230HAD」を試聴してきました。

SIMAUDIO MOON 430HAD

2016年2月に登場した上位モデル430HADの方は、販売価格が54万円!ということで、数あるヘッドホンアンプの中でもとびきり高価な部類です。先日紹介したAK300シリーズ、JH Audio Layla IIにつづいて、「欲しいけど高すぎて買えない」シリーズ第三弾になってしまいました。

フルサイズコンポーネントの430HADと、コンパクトなデスクトップデザインの230HADという兄弟モデルで、搭載しているDACやアンプのテクノロジーは共通しているものの、サウンドに貢献するオーディオ回路の物量が異なります。ちなみに230HADのほうが先行して発売されており、こちらは現在20万円くらいで流通しています。

どちらもガジェット系ヘッドホンオーディオとは一線を画する、伝統的なオーディオメーカーによる渾身の機器なので、「高級ヘッドホンを買ったけれど、それに見合うだけの優れたアンプを探している」という人にとっては、かなり理想的な最上級ヘッドホンアンプの候補になると思います。

2016年6月19日日曜日

BOSE QC35 ワイヤレス・ノイズキャンセリング・ヘッドホンのレビュー

BOSEのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン「QC35」を購入したので、感想などを書き留めておきます。米国では2016年6月上旬に発売されました。

Bose QuietComfort QC35

BOSE社は、これまでワイヤレスヘッドホンの「SoundLink」シリーズと、ノイズキャンセリングヘッドホンの「QuietComfort」シリーズという二種類のラインナップが存在していたのですが、今回発売されたQuietComfort QC35にて、ノイズキャンセリングとワイヤレスの両機能がひとつのヘッドホンに集約されました。いつかは出るだろうと、これを待っていた人は多いと思います。

最近はソニーやゼンハイザーなど各社からワイヤレス+ノイズキャンセリングを両方搭載しているヘッドホンが増えてきたので、ノイズキャンセリングの老舗BOSEから今回発売されたQC35は注目度が高いです。ちなみに私が買ったのはブラックですが、ほかにシルバーもあります。

2016年6月17日金曜日

JH Audio Layla IIの試聴レビュー

前回AK300シリーズDAPを試聴したのですが、その時についでに米国JH AudioのIEMイヤホン「Layla II」も試聴する機会がありました。というわけで、「欲しいけど高くて買えない」シリーズ第二弾です。

左右各12ドライバを搭載したJH Audioの最上位フラッグシップ機で、2016年4月発売時の価格は約39万円(!)という、非常に高価なイヤホンです。

JH Audio Layla II

2016年6月13日月曜日

Astell & Kern AK300 AK320 AK380 試聴と比較レビュー

今回ちょっと縁があってAstell & Kernの第三世代DAPシリーズを全部まとめて比較試聴できる機会がありました。

AK300、AK320、AK380の各モデルを結構まじめに時間をかけて試聴できたので、忘れないうちに感想なんかを簡単にまとめておきたいと思います。

AK300 AK320 AK380 AK380 Copper

どのモデルも高価な商品なのですが、前世代のAK100II、AK120II、AK240が想像以上にロングセラーで好調な売上を記録し続けているため、それらの後継機と言うべき最新モデルは注目度が高いです。

私自身はAKのDAPを新品で購入したことは無いのですが、AK240を友人から中古で買い取って数ヶ月ほど使っており、それからまた別の縁がありAK240SSに乗り換えて使っていました。そのため第三世代DAPがどれくらい進化しているのか気になります。

2016年6月3日金曜日

AudezeのLightning DACケーブル「Cipher」試聴レビュー

AudezeのDACアンプ内蔵ケーブル「Cipher」を使ってみました。現在は同社のSine・EL-8ヘッドホン端子のタイプが発売されています。

Audeze CipherケーブルとEL-8 Titanium

iPhoneやiPadとかのiOS「Lightning端子」専用のヘッドホンケーブルで、iPhoneからは音声がデジタルで送られ、ケーブルの中間にあるリモコンのような部分にDAC+ヘッドホンアンプが隠されています。これさえあれば別途DACアンプを併用せずとも、iPhoneやiPadのショボい内蔵オーディオに頼らずヘッドホンリスニングが楽しめる、という優れものです。

前回Sineヘッドホンを試聴した際には残念ながらまだこのケーブルが無くて、3.5mmアナログケーブルのみだったのですが、今回試聴用サンプルがある店を見つけたので、気になって試してみました。