2019年12月25日水曜日

Massdrop x KOSS ESP/95X 静電型ヘッドホンのレビュー

Drop (Massdrop) とKOSSのコラボモデルESP/95Xを買ったので、感想とかを書いておきます。

Massdrop × KOSS ESP/95X

STAXなどと同様に高電圧バイアスの静電型ヘッドホンで、専用アンプユニットとセットで販売しています。1990年に発売したKOSS ESP/950の現代版アレンジということで、価格も圧倒的に安かったので、つい買ってしまいました。

2019年12月19日木曜日

Dan Clark Audio Aeon 2 ヘッドホンの試聴レビュー

米国MrSpeakers改めDan Clark Audioから平面駆動型ヘッドホンAeon 2を試聴してみたので、簡単に感想とかを書いておきます。

Aeon 2 Closed & Open

2017年末に登場した初代Aeonの後継機で、今回も同様に開放型と密閉型の二種類から選べます。上位モデルEther 2の弟分といった感じで、価格もUS$899と半額程度に設定しているため、意外と見落としがちなダークホースかもしれません。

2019年12月14日土曜日

オーディオテクニカ ATH-WP900 ヘッドホンの試聴レビュー

2019年9月には毎年恒例オーディオテクニカの新作イヤホン・ヘッドホンが一斉に登場しましたが、色々聴いてみた中でも個人的に特に気になったのがATH-WP900でした。

ATH-WP900

ウッドハウジングのコンパクト密閉型ヘッドホンということで、ATH-ESW950やESW9LTDといったモデルの流れをくむヘッドホンですが、完全新規設計でサイズも一回り大きくなり、発売価格も約88,000円とかなり高価になりました。

この手のポータブルヘッドホンの高級機というのは意外と選択肢が少ないので、待望の新作です。

2019年11月29日金曜日

B&W PX7 PX5 PI4 PI3 の試聴レビュー

B&Wから新作イヤホン・ヘッドホンが登場したので、全部まとめて試聴してみました。ヘッドホンのPX7・PX5と、ネックバンドイヤホンのPI4・PI3です。

B&Wの2019年モデル

すべてBluetoothワイヤレスで、一番安いPI3を除いてアクティブノイズキャンセリング搭載です。とくにヘッドホンの方は、名前やデザインからして代表作P7・P5の後継機と考えられるので、どちらも所有している私としては、どう変わったのか興味があります。

2019年11月19日火曜日

MrSpeakers Ether 2 ヘッドホンの試聴レビュー

米国MrSpeakersから平面駆動型ヘッドホンEtherの後継機Ether 2が登場したので、ちょっと試聴してみました。

MrSpeakers Ether 2

価格は初代Etherの20万円から一気に値上がりして、29万円というかなり強気な価格です。一見してわかるようにデザインも大幅に変わったので、どんなものなのか気になります。

2019年11月14日木曜日

AK T9iE イヤホンの試聴レビュー

Astell&Kernとベイヤーダイナミックのコラボレーションイヤホン「AK T9iE」を試聴してみました。

AK T9iE

2019年10月発売、約135,000円のダイナミック型イヤホンで、2015年モデル「AK T8iE」の後継機です。AK T8iEは大好評を得たロングセラーイヤホンで、私自身も発売当時に購入して以来ずっと愛用しているため、今回の新作は気になる存在です。

2019年10月25日金曜日

Beyerdynamic DT177X GO ヘッドホンのレビュー

恒例のMassdrop企画で、今回はベイヤーダイナミックとのコラボレーション「Massdrop × Beyerdynamic DT177X GO」を買ってみました。

DT177X GO

密閉型スタジオモニターヘッドホン「DT1770 PRO」をベースにコストダウンしたモデルですが、インピーダンスが250Ωから32Ωに下がり、さらにケーブル端子のバランス化対応など、ポータブルオーディオ向けに色々盛り込んでいる意欲作です。

2019年10月16日水曜日

Grado HF3 & Grado White ヘッドホンのレビュー

Gradoの新作ヘッドホン「HF3」と「The White Headphone」を買ったので、感想とかを書いておきます。

Grado HF3 & The White Headphone

どちらも通常ラインナップとは一味違う期間限定の特別モデルです。HF3はHead-Fi掲示板とのコラボレーション三作目で、Whiteは一見してわかるように某アルバムの50周年トリビュートと、それぞれ趣の異なるリリースです。

最近Gradoは多方面でかなり精力的に頑張っているようなので、ファンとしては気になって両方買ってしまいました。

2019年10月1日火曜日

ビンテージヘッドホンの魅力

このブログは新製品の試聴がメインなのですが、今回はいくつか古いヘッドホンを紹介しようと思います。

古くても良いヘッドホンはたくさんあります

ヘッドホンを趣味とすることの良いところは、少しくらい古くなった機種でも十分現役で楽しめることです。型落ちモデルはすぐに淘汰されてしまうパソコンやスマホなどのハイテクガジェットと一味違うところで、趣味性を高めていると思います。

もちろん技術の粋を詰め込んだ最新機種も素晴らしいですが、古いモデルも意外とあなどれないということで、現代の目線であらためて聴き直してみました。

2019年9月20日金曜日

Astell&Kern SP2000 & SP1000 AMPの試聴レビュー

Astell&Kernから新作ポータブルDAP 「SP2000」と、SP1000用追加アンプモジュール「SP1000 AMP」を試聴してみたので、感想とかを書いておきます。

SP2000

2017年モデル「SP1000」の時点ですでに凄いDAPだったので、今回さらにそれを上回る上位モデルとしてSP2000が登場したことに驚きました。さらにSP1000用AMPはこれまで用途不明だった拡張端子がようやく活用できる、オーナー待望のオプションです。

SP2000と、SP1000 AMPセットは価格がほぼ同じくらいになるので、これは単なるSP1000オーナー救済のための処置なのか、それとも異なるコンセプトなのかという点が気になります。

2019年9月5日木曜日

ソニーMDR-M1STヘッドホンのレビュー

ソニーの新型ヘッドホン「MDR-M1ST」を買ったので、感想とかを書いておきます。

MDR-M1ST

2019年8月発売の密閉型スタジオモニターヘッドホンで、価格は31,500円です。ロングセラーMDR-CD900STの後継機というか現代版アレンジといった感じで、ネットでずいぶん話題になっていたので、どんなものかと興味をもって購入してみました。

2019年9月1日日曜日

Noble Audio Khan イヤホンの試聴レビュー

Noble Audioの新作IEMイヤホン「Khan」を試聴してみました。2019年5月発売の最新作です。同メーカーのユニバーサルタイプ最上級クラスということで、米国サイト直販価格が$2,399、日本では約29万円の大変高価なモデルです。

Noble Audio Khan

いわゆるマルチドライバータイプなのですが、極めてユニークな点として、高域用にピエゾ素子を採用しており、これが実際音質に大きな効果をもたらしています。

2019年8月13日火曜日

iBasso DX220 + AMP9 の試聴レビュー

iBasso DX220 DAPを試聴してみたので、感想とかを書いておきます。2019年5月発売、価格は約13万円です。

Android搭載のフルスペックDAPで、フロントパネル全面に広がる5インチ1080p大画面はインパクトがあります。

DX220

アンプモジュールが着脱交換できるというのが大きな魅力なので、今回は付属品AMP1 MKIIと、新たに登場したNutube真空管搭載AMP9モジュールを使ってみました。

2019年8月9日金曜日

iFi Audio Pro iESL の試聴レビュー

iFi Audio「Pro iESL」を聴いてみたので感想を書いておきます。

2017年に発売したモデルなのでかなり時間が経ってしまいましたが、今回ようやく試聴機を使う機会ができたので、じっくり聴いてみました。

Pro iESL


このPro iESLはかなりユニークな製品で、簡単に言うと「一般的なヘッドホンアンプで静電型ヘッドホンを鳴らすための装置」です。つまりヘッドホンアンプではありません。iFi Pro iCANと合わせて使う事を想定していますが、他のヘッドホンアンプと接続することも可能です。

2019年7月22日月曜日

Astell&Kern KANN CUBE の試聴レビュー

Astell&Kernの新作DAP「KANN CUBE」を聴いてみたので感想を書いておきます。

Astell&Kern KANN CUBE

2019年6月発売のポータブルDAPで、価格は約18万円です。ポータブルとは呼べないほとの巨大なボディサイズに、大型ヘッドホンも駆動できる強力なヘッドホンアンプを搭載するユニークな商品です。

2019年7月3日水曜日

Campfire Audio IO Polaris 2019 Andromeda 2019の試聴レビュー

米国Campfire Audioから新作イヤホンがいくつか登場したので、まとめて試聴してみました。

Campfire Audio IO・Polaris 2019・Andromeda 2019

新たなエントリーモデルの「IO」、そして既存モデル「Polaris」「Andromeda」の2019年版という三種類です。

最近はAtlasなど奇抜な新作が多かったCampfire Audioですが、今回はどれも見慣れたアルミ切削ハウジングです。ケーブルも新しくなったらしいので、それも合わせてどんな音なのか気になります。

2019年6月20日木曜日

Questyle CMA Twelve ヘッドホンアンプの試聴レビュー

Questyleから据え置き型ヘッドホンアンプ「CMA Twelve」を聴いてみたので、感想とかを書いておきます。

Questyle CMA Twelve

日本ではまだ未発売ですが、米国などでは2019年2月頃に登場しました。好評なCMA400iの上位モデルという事で、価格はUS$1500です。写真の試聴機は黒ですが、ゴールドも選べるそうです。

コンセント電源でDAC搭載のヘッドホンアンプというと、ありそうで意外と選択肢が多くないので、自宅でのメインシステムとしての決定版になるかもしれません。

2019年6月3日月曜日

HIFIMAN HE6seとArya ヘッドホンの試聴レビュー

HIFIMANから新型「HE6se」「Arya」を聴いてみたので感想を書いておきます。

HIFIMAN HE6se・Arya

HE6seは2018年9月発売で価格は約21万円、Aryaは2019年3月発売で約19万円です。どちらも平面駆動型ドライバーを搭載していて価格もほとんど同じなのですが、サウンドや使用感は全然違ったので、両方合わせて紹介しようと思いました。

2019年5月11日土曜日

Focal Stellia ヘッドホンの試聴レビュー


フランスのFocalから、新作ヘッドホン「Stellia」を試聴してみたので、感想とかを書いておきます。

Focal Stellia

2019年5月発売で、価格は約32万円です。同社の開放型フラッグシップヘッドホン「Utopia」は2016年に同じような価格帯で登場して一躍ハイエンドヘッドホンの代名詞になりましたが、その技術を応用して生まれた密閉型モデルがStelliaです。

2019年4月16日火曜日

Hiby Music R6 PRO DAPのレビュー

Hiby Musicの新作DAP 「R6 PRO」を買ってみたので、感想とかを書いておきます。

Hiby Music R6 PRO

日本では2019年3月発売、価格は10万円くらいです。Android多機能DAPとして良さそうだったので、スペック買いしてしまいました。

昨年発売した「R6」の上位版ということで、オーディオ回路の高級化・高出力化と4.4mmバランス出力に対応したモデルです。

2019年4月9日火曜日

オーディオテクニカ ATH-AP2000Ti ATH-CK2000Ti ATH-CM2000Ti の試聴レビュー

発売から時間が経ってしまいましたが、オーディオテクニカの「2000Ti」シリーズヘッドホン・イヤホンを一気にまとめて試聴してみました。

ATH-CK2000Ti・ATH-CM2000Ti・ATH-AP2000Ti

2018年10月発売で、大型ヘッドホンATH-AP2000Ti、カナル型イヤホンATH-CK2000Ti、そして近頃珍しい古典的イヤホンATH-CM2000Tiの三兄弟です。

どれも2000番ということはオーディオテクニカの上級モデルで「Ti」はチタンハウジングを意味しています。

2019年4月2日火曜日

イヤーパッド交換の音質変化とか

今回は地味な話題です。私は古いヘッドホンをたくさん所有しているのですが、イヤーパッドの劣化にはずいぶん悩まされています。

最後に使った時は新品同様だったのに、久しぶりに取り出してみたらボロボロに朽ち果てていたという事が何度もあり、とくにあまり使わないモデルだと、わざわざ交換パッドを買うのも勿体無いです。

いろいろイヤーパッドを買いました

今回は、いい加減どうにかしようと思っていたヘッドホンがいくつかあったので、純正もしくはYAXIのパッドを買って交換してみました。意外と大きな音質変化が感じられたので、下手な改造やチューンナップよりも有意義かもしれません。

2019年3月21日木曜日

STAX SRM-D50 SRM-D10 の試聴レビュー

静電型ヘッドホンの老舗メーカーSTAXから、最新アンプ(ドライバーユニット)が登場したので試聴してみました。据え置き型のSRM-D50と、バッテリー駆動ポータブル型のSRM-D10です。

SRM-D10・SRM-D50

PCM 384kHz・DSD 5.6MHz対応USB DACを搭載するなど、過去のSTAXからは想像できないほどモダンでハイテクな、まさに新生STAXを象徴するようなモデルです。

SRM-D10は約9万円、SRM-D50は現在海外での取り扱いのみという事ですが、US$1,200なので15~20万円弱くらいでしょうか。

2019年2月26日火曜日

Fiio M6 DAP の試聴レビュー

Fiioの低価格ポータブルDAP「M6」を試聴してみたので、感想とかを書いておきます。

Fiio M6

日本では2019年1月発売のDAPで、超小型ポケットサイズにタッチスクリーンAndroid OS、そして値段は25,000円弱と、かなり魅力的なDAPです。

これまですでにM3K・M7・M9と続いているFiio Mシリーズの最新モデルとしてラインナップに加わりました。

2019年2月18日月曜日

iFi Audi xCAN の試聴レビュー

iFi Audioのポータブルヘッドホンアンプ「xCAN」を試聴してみたので、感想とかを書いておきます。

iFi Audio xDSD & xCAN

2018年12月発売、価格は5万円弱です。ポケットサイズのバッテリー駆動ポタアンで、USB DACは非搭載、アナログ入力のみながら2.5mmバランス入出力があり、さらにBluetoothが受信できるという、ちょっと個性的なモデルです。

2019年2月7日木曜日

CHORD Hugo TT 2 & M Scaler の試聴レビュー

今回は景気よく、とても高価な「CHORD Hugo TT 2 + Hugo M Scaler」の組み合わせを試聴してきました。Hugo TT 2はデスクトップ据え置き型のUSB DACプリ・ヘッドホンアンプで、M Scalerはアップスケーラーという装置です。

Hugo TT 2 ・M Scaler

2018年11月発売、それぞれ価格は約70万円なので、両方合わせると140万円にもなり、さらにスピーカー用パワーアンプTTobyと合わせて三点セットとして、CHORD社の中でもミドルクラスの「Hugo TTシリーズ」という扱いになります。

今回はヘッドホンリスニングのみに限定して、Hugo TT 2とM Scalerの組み合わせで試聴しました。

2019年2月1日金曜日

2018年、よく聴いた高音質アルバムとか(クラシック編)

前回のジャズ編に続いて、今回は2018年に登場したクラシックで、とくに気に入ったアルバムを紹介します。

オーディオの話は一切無いので、クラシックに興味が無い人は読まないでください。


まずは近況についての雑談と、クラシックの新録アルバム、それからリマスター復刻盤などです。

2019年1月23日水曜日

2018年、よく聴いた高音質アルバムとか(ジャズ編)

今回は、2018年に買った新譜アルバムを振り返ってみて、良かった作品をいくつか紹介します。

こういうときデジタルだと便利です

私の趣味がほぼジャズとクラシックのみなので、興味のない人は無視してください。話が長いですし、ヘッドホンやオーディオ機器の話題もありません。

まず前編にちょっとした近況考察と、ジャズのニューアルバム、それからリマスター復刻盤などで、クラシックのアルバムについては後日まとめます。

2019年1月3日木曜日

2018年 個人的に気に入った最新イヤホン・ヘッドホン・アンプとかのまとめ(後半)

2018年の一年間で、個人的に記憶に残った製品を振り返ってみます。

安定して良いモデルが出た一年でした

前半のイヤホン・ヘッドホンに続き、後半はDAPとDAC・ヘッドホンアンプなどです。

2019年1月1日火曜日

2018年 個人的に気に入った最新イヤホン・ヘッドホン・アンプとかのまとめ(前半)

年末年始は実家に帰省していてヒマなので、餅を食べている合間に2018年一年間のヘッドホンオーディオ新製品について適当に振り返ってみようと思いました。

2018年に買って良かったモデルとか

まず前半はイヤホン・ヘッドホンで、別項の後半はDAP、DAC・ヘッドホンアンプなどです。