2016年10月28日金曜日

Focal Utopia ヘッドホンの試聴レビュー

Focalのヘッドホン「Utopia」を試聴してきましたので、感想なんかを書き留めておきます。

FOCAL Utopia

販売価格が50万円以上もするような最高級ヘッドホンなので、私自身は残念ながら手が出せませんが、それでも話題性という意味では2016年で一番注目度が高いヘッドホンかもしれません。

フランスのFocal社は、ハイエンド・スピーカーのメーカーとして、英国のB&Wと双璧をなすような大手企業ですが、ヘッドホンに関してはまだまだ新参者です。そんな境遇にもかかわらず、ここまでの話題性を得ることが出来たのは、Focal Utopiaというブランドイメージの高さと、尋常ではない価格設定のためでしょう。

残念ながら、同時発売の下位モデル「Elear」はショップの入荷ロットが全部完売してしまい、試聴機が手元に残りませんでした。実はElearのほうが価格的に現実味のある商品なので、いつかちゃんと試聴してみたいですが、今回はUtopiaのみの試聴でした。

2016年10月22日土曜日

かわいそうなカルダス

いつも高級ヘッドホンの話ばかりではつまらないので、くだらない庶民的なネタも紹介します。

ベイヤーダイナミックT5p 2nd Generation用に作りました

米国Cardas Audio製のイヤホンを再利用して、ヘッドホン用の交換ケーブルを作ってみました。

結果かなり良いサウンドが得られたので、こういう使い道も面白いかもと改めて感心しました。


2016年10月21日金曜日

MrSpeakers ETHER Flow + ETHER C Flow の試聴レビュー

米国のヘッドホンメーカーMrSpeakersから、開放型「ETHER Flow」と密閉型「ETHER C Flow」の二機種を試聴してみました。

MrSpeakers ETHER Flow

標準価格が20万円以上もするような超高級ヘッドホンなので、前回のGrado GS2000eに続いて、奇しくも「欲しいけど高くて買えない」シリーズ第二弾になってしまいました。

ETHER Flowは、2015年に発売されたヘッドホン「ETHER」「ETHER C」の発生モデルです。既存のETHER→ETHER 1.1に続く後継機というよりは、新パーツを搭載したパワーアップ版といったところです。そのため、米国の公式サイトでは現行オーナーへのアップグレードサービスも行うらしいです。

私では手が出せない価格なのですが、今回はせっかく新旧モデルが揃ったので、この機会にちゃんと聴き比べておこうと思いました。

2016年10月8日土曜日

Grado GS2000e の試聴レビュー

Gradoの2016年最新ヘッドホン「GS2000e」を試聴してきました。伝統的な開放型デザインに上位モデルの証である大型イヤーパッドとウッドハウジングを採用しています。

Grado GS2000e

発売価格が16万円(XLRバランス端子バージョンは19万円)ということで、現行モデルGS1000eとPS1000eの中間に位置付けられます。いかんせん高価なので、さすがに買いませんでしたが、かなり良い感じのサウンドだったので、忘れないうちに簡単に感想を書いておこうと思いました。

今回は、GS1000eとPS1000e、そして私物のPS500とGH-1を持ち寄って比較してみました。現行のグラド上位ヘッドホンが全員集合するという珍しい期会です。

そもそもGradoという民芸品工房が、一体どこからこんな高価なヘッドホンを作れる自信が生まれるのか、そもそもどうやって16万円という値段を決めているのか、つくづく不思議に思います。

2016年10月2日日曜日

Beyerdynamic DT1990 PRO のレビュー

ベイヤーダイナミックの開放型スタジオモニターヘッドホン「DT1990 PRO」を購入しましたので、今回はそれを紹介します。

Beyerdynamic DT1990 PRO

グリルのデザインがカッコよくて気に入ったのと、2012年の「T90」以来ひさびさのベイヤーダイナミック開放型ということで、興味がわきました。

80年代からのロングセラー「DT990 PRO」の実質的後継機でもありますし、さらには昨年(2015年)のちょうど同時期に発売された密閉型「DT1770 PRO」が大変良かったので、今回はそれの開放型バージョンということもあり、期待の高いモデルです。

2016年10月1日土曜日

Chord Mojoのアクセサリーパック

なんか本国からChord Mojo用の公式「ケーブル・アクセサリー・パック」なるものが送られてきました。

Chord謹製Mojo Cable Accessory Pack

50ポンド(7000円くらい)で販売されています。

たいした内容じゃ無いですが、せっかくなので、暇つぶしにちょっと紹介しておきます。

OPPO HA-2 と HA-2SE の違いとか

OPPOから、ポータブルDACヘッドホンアンプ「HA-2SE」が発売されました。
2015年に登場して大好評を博している「HA-2」のマイナーチェンジ版だそうです。

ロゴが違うだけしか見分けがつかないHA-2SE

初代HA-2がD/AチップにESS 9018K2Mを搭載していたところ、今回HA-2SEでは後継チップの9028Q2Mに世代交代したことが、大きな目玉です。また、アンプ回路についても若干変更があったようです。

私自身、初代HA-2は発売当時からかなり絶賛していて、相当使い倒した思い出があるので、この新型が実際どんなものか比較してみました。